サポーターズコラム

  村手亜未子
東京中央総合法律事務所
村手 亜未子
こんにちは。東京弁護士所属の村手亜未子と申します。 起業支援をお手伝いをさせていただいています。 何かお困りのことがあればいつでもご相談に応じます。

インターネット取引の注意点~その1

起業にあたり、インターネットを通じて商品を売買することを検討されている方も多いのではないかと思います。

そこで、今回は、インターネット取引の注意点をお知らせいたします。

インターネット取引においては、注文に対する承諾の通知が、お客様に到達した時に契約が成立します。

承諾の通知を発するにあたって、注意するべき点は何でしょうか。

 

【電子メールで承諾の通知を送る場合】

この場合は、お客様のメールサーバに、お客様からの申込(注文)を承諾するとの通知のメールが記録された時点で、契約は成立です。

いったんメールが記録されれば、その後の何らかのトラブルによりメールそのものが消失したとしても、契約は有効です。

一方で、お客様が利用しているメールサーバが故障していたなどの理由により、承諾のメールが記録されなかった場合や、送信されたメールが文字化けしていてお客様が判読できなかった場合には、契約は不成立です。

 

後になって、お客様から、契約していない、注文した内容と違うなどというクレームが寄せられても困らないように、承諾通知のメールは、到達したことの確認とともにプリントアウトするなどして書面で残しておくのが望ましいと思います。

 

【ウェブ画面で承諾通知を表示する場合】

この場合は、ウェブサイト上の画面に承諾の通知を表示した時点で、契約は成立です。

ですから、電子メールを送付する方法と比較すると、ウェブ画面に承諾通知を表示する方が簡単です。

 

ただ、あらかじめ在庫数に合わせて承諾通知を表示するシステムでないと、在庫切れになっているにもかかわらず、承諾通知を表示する恐れがあります。

このウェブ画面に承諾通知を表示する場合は、利用するシステムについて事前の確認しておくのが望ましいと思います。

 

(以上、経済産業省「電子商取引及び情報在取引等に関する準則」参照)