サポーターズコラム

 代表 工藤英一
Qualia-Partners.llc 代表
工藤 英一
はじめまして、Qualia-Partnersの工藤英一といいます。 お得意様をふやすことで、小さなお店や会社が老舗になるよう応援するコンサルタントです。株式会社間組の研究所で動的振動予測技術や人口海底山脈の開発を行ってたのですが、父の会社の経営を手伝うことをきっかけに、今ではコンサルタントになってしまいました。千葉県のリフォーム会社の立て直しを手始めに年間売上2000万円から200億円までのさまざまな会社やお店とお付き合いさせていただきました。しかし、現在は、一人やご夫婦でやっている開店から間もないお店にお得意様を増やすことや開業のお手伝いに集中しています。これから先、ますます不景気になっていき、大きな組織も頼りになりません。自分も含め、「誰もが、自由に自分の意思で生活していけるようになれば」と思っています。

新商品の開発3 理不尽なクレームこそ

新しい商品を考えるとき、方向が二つ(本当は3つですが、ここでは分かりやすくる為に2つ)あります。
①「実現できそうもない空想」と、②「まったくありえないような理不尽な文句」の2方向です。
成功の確率は、ありえない理不尽な文句から考えた方が格段に高くなります。自分の思い描く理想の価値を他人に伝えるのは、想像以上に難しいのものです。

 

「雨の日に傘を持って電車に乗ったら、隣の人からズボンが濡れたと文句を言われた。これは、傘が濡れているのがいけないんだ。いったいどうしてくれんだ!!!」と、とんでもないクレームを言っている人がいます。

こんな文句から生まれたのが「ヌレンザ」です(有名な傘ですので、知っている人も多いとは思いますが、、、)。傘の表面が蓮の葉と同じように起毛しており水を永久にはじきます。雨の日に車に乗りこむ時、傘をそのまま後部座席に投げ込んでもシートに水がつきません。傘に水がついていないのです。1本3万円、納期は3ヶ月待ち、レクサスコレクションに選ばれています。しかし、傘メーカーも、我儘な親父の文句を無視しないでよく作ったものです。

 

「台風で傘が壊れるなんて傘の意味がないじゃないか!」

こんな文句を言っているおやじがいるかもしれません。台風でも壊れない傘、、、あります。オランダ製の「SENZ Umbrellas(センズ アンブレラ)」 風速1秒当たり24・5~28・5メートル、樹木が根こそぎ倒れ、建物に大損害がでる台風並みの強風でも壊れません。価格は9975円。

 

水中ハウジングにも、こんな伝説があります。
(昔、1960~80年代、この当時は、水中ハウジングというものがなく、カメラ自体を防水してある水中撮影専用のカメラしかありませんでした。Sea&Seaのニコノスというカメラです。)

ニコノスという有名な防水カメラを使って水中撮影をしていたプロカメラマンが、突然ニコンのSCに怒鳴り込んできました。「水中でレンズをかえようとしたら壊れた。ニコノスは水中カメラでしょ。水中でレンズ交換が出来ないなんてどこにも書いてない。壊れたのは説明が不十分なせいだ!」。。。 いくら防水カメラだと言っても、水の中でレンズを外したらカメラが壊れるのは当然です。メーカーの責任ではないですよね。。。

このカメラマンもとんでもない人ですが、カメラマンにとって撮影中にレンズ交換ができないということが非常に頭に来ることであるのは確かです。そこで、一眼レフカメラを水中に持ち込めないかと考え、水中でも陸上のように操作できる一眼レフカメラ用の防水ケースを開発したのです。

 


周囲で、とんでもない我儘やクレームを言っている人はいませんか?

そのとんでもない言い分に耳を傾けてみると、新商品のヒントが見つかるかもしれません。