サポーターズコラム

 代表取締役 渡邊勝幸
株式会社つくる仙台 代表取締役
渡邊 勝幸
起業集団株式会社つくる仙台代表取締役。 東北大学大学院情報科学研究科非常勤講師(情報技術経営論)。 起業の専門家として、起業に関する相談を無料で承っています。 http://www.tsukurusendai.com/

法人成りとは? ─個人事業者が法人・株式会社に移行するメリット2つとデメリット4つ

つくる仙台では、
個人事業者として売り上げを伸ばしてきて、
これを機に株式会社にしたい!
という方のご相談もいただいています。

4月に向けて株式会社にしたい!

という方もいらっしゃいますね。


個人事業からの株式会社化などを、


「法人成り」


と言います。


それでは、この【法人成りのメリット】とは何でしょうか?


【1、社会的信用度が増す】

法人成りすることで社会的信用度が増します。

大きな会社ほど取引先の事前審査があったり、
個人とは取引をしないというところもあったりします。

実際は個人事業でもしっかりとやっていらっしゃる方は多いのですが、
対外的信用はやはり法人の方に軍配が上がってしまうものです。

したがって、法人化すると売上拡大の可能性が大きくなります。
ネット通販などでは特に、個人と法人が並んでいた場合、
法人を選ぶ消費者が多いようです。


また銀行融資を受ける場合、
法人のほうが社会的信用があるため受けやすくなるということもあります。

さらに、採用もしやすくなります。
個人事業に勤めるよりは、株式会社に勤める方を選ぶ方はやはり多いものです。


【2、節税対策がある】

個人事業にはない税金対策が法人にはあるのも確かです。

節税を目的に法人成りをするとうまくいかなくなるものですが、
一方で同じ売上でも法人化した方がお金が余るとなれば、

次のビジネスチャンスに活かすことができるわけで、
賢く税務を知っておくことは、起業家にとって大事なことでもあります。


個人事業主の所得税率
法人税の税率

この二つの差をよく計算してみる必要があります。

もちろん法人成りすると、社会保険、税理士報酬など費用負担も多くなりますが、
いままでの経験からして、
課税所得額が500~600万円を超えたころから、
法人成りの検討をされるとよろしいかと思います。


また、欠損金を9年間繰り越すことができるのも法人ならではです。
青色申告をしている場合は、欠損金を9年間繰り越すことができます。

また、社長の給与を「給与所得控除額」として経費にすることができます。
利益を低くすることができるわけですね。

さらに、会社設立後1年間(1期間)は、
会社設立時の資本金が1,000万円未満の場合、
免税事業者となり消費税の納付が免除されます。

また、会社で契約した生命保険料は、
その種類と契約内容によっては全額経費となることがあります。




もちろん【法人成りのデメリット】もあります。
つくる仙台ではここもしっかりとご理解していただいた上で、法人化を検討します。


【1、事務負担が増えます】

法人は会計が複雑になります。
税務申告書も所得税の確定申告に比べややこしいですね。

また法人税申告だけでなく、
社会保険・労働保険の手続き、
会社組織変更には登記の手続きが必要など、
個人のときよりも事務負担が増えることはデメリットです。


【2、赤字でも法人住民税の均等割りがある】

法人の場合たとえ決算が赤字だったとしても、
法人住民税の均等割(最低7万円)を納税しなければなりません。


【3、社会保険の加入が義務付けられている】

社会保険の加入が義務付けられます。
保険料の半分は会社が負担しなければなりません。


【4、会社設立時に費用がかかる】

会社設立時に登記費用がかかります。

専門家と事業計画策定から綿密につくり上げるということを
つくる仙台でもやっておりますが、
専門家報酬がかかります。


さまざまなメリット、デメリットはありますが、
やはり会社が立ち上がるというのは感慨深いものがあります。

法人成りを検討されている方がいらっしゃいましたら、
ぜひともご相談ください。





起業集団つくる仙台
www.tsukurusendai.com

 

(第1227号 平成26年1月23日(木)発行)