サポーターズコラム

 代表取締役 北本貴子
ラナンキュラス株式会社 代表取締役
北本 貴子
ラナンキュラス㈱ CEO & Founder 12歳、7歳、4歳の3人の子供を持つ一般主婦です。 2011年デザイン事務所を開業。2013年ラナンキュラス株式会社を設立。 様々な企業の家庭向けセールスプロモーションのサポートをメインに事業展開しており、ママ起業家コミュニティ「M+」、学校や園の行事管理をクラウド化するサービス「mmyme」、リサーチ特化型ママ向けクラウドソーシング「mamabo」、ママってこんなに楽しい!を伝える新型メディア「Mother Actress」など様々なクラウドサービスも展開しています。

プチ起業家のママ達の価格設定が破格なのは、生き甲斐を求めているからではないと思います

先日見かけた記事の中で、世帯収入が高く趣味程度で働くプチ起業のママ達が「お金よりも生き甲斐」を求めていることで相場が崩れてきているという内容が目につきました。その記事に対しては私の周りでも様々な方にシェアされ賛否両論が展開されています。元記事(http://ameblo.jp/juno-career/entry-11947092241.html

 

ママが起業することがいいのか悪いのかは置いといて、プチ起業家が「お金よりも生き甲斐」を求めているから価格設定が低い、と考えることは違うかなと思うのです。

 

プチ起業家のママ達の価格設定が破格なのは、生き甲斐を求めているからではないと思います。


もちろん、中には「生き甲斐のみ」という方もいらっしゃると思います。

「なんでこんなに安いのですか?」と聞かれて「お金を求めているわけではない」と答える方もたくさんいるかと思います。

本気でお金じゃない!と損得抜きで動き回っている人も身近にいます。

 

でも、私自身、様々なママ達と接してきて、プチ起業のママ達の価格設定が低いのは単にそのような理念だけではないと思うのです。

本当はこれで稼ぎたい。ちゃんと利益を出したい。高く売れるなら高く売りたい。と、思っている方もたくさんいるのではないでしょうか。

 

私は(自身の経験も含めて)女性の多くは収益を生むことが下手だと感じています。

特に「良いものを一般相場より安く買うこと(セール品など)」を好む傾向にあるママは、より安易な価格設定をしてしまうように感じます。


これをこんな価格で売ったら誰も買ってくれないかもしれないとか、競合がこの価格だから自分は半額で売るとか、感覚で値付けしてしまっていることも多いのではないでしょうか。


なぜ競合がその値段でモノを売っているのかという点や、

なぜ競合は半額にしないのかという点は考えていないように感じます。


私自身がデザイナーとして活動していた個人事業時代、マーケティングなんて全く出来ていなくて、今から振り返るとなんでそんな価格で仕事を受けていたのか不思議なくらいでした。

サイト制作もチラシ制作も相場の半額以下で受けていました。


マーケティングって何?

ん?こんばーじょん?

粗利と利益って何が違うの?

え??え??ペルソナ?誰それ。

 

という状態で、モノを売る。

これは自分の商品の価値を下げるだけでなくクライアントへも失礼だということに気づくまで、頭の弱い私は1年かかりました。


こんな、フリーランス時代の私のような、プチ起業ママ達が多いのが現実だと感じています。

でも、趣味程度で利益を生まずに活動するのも、それはそれでいいと思っています。そこについては何の文句もありません。

 

ただ、そのプチ起業家達を邪魔者扱いするのは違うかなと思うのです。


冒頭で紹介した記事の中で「手間をかけてスキルつけてやってきたことを、お気持ち価格みたいなので垂れ流すことは、その仕事でご飯食べている人を邪魔することです。」とありますが、そこはどうでもいいことではないでしょうか。

どんな仕事でも邪魔者はいます。競合はいます。競合相手の質も様々です。

邪魔しないで!と文句言っても始まらないので、プチ起業家たちが邪魔!という人はそんなこと言ってないで自社の価値を上げればいいかと思います。

もしくは競合と協業するとすごいシナジーが生まれることもあるので挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

私はママの起業は本当に本当に大変なので身近な人が起業したいと言い出したら反対しますが、一度起業して頑張っているママのことはどんな形であれ精一杯応援したいと思っています。

だから最後に、ぜひfestivoさんや、起業塾などを運営されている方に、、

またここにきて最近プチ起業についてあれこれ意見が飛び交っているので、これを機に知識の無い人でもプチ起業できちんと稼ぐことが出来るような学びの場にプラスして、子育てと仕事の両立ノウハウなどが学べる場をもっと取り入れてみてください。

とご提案して終わりたいと思います。