サポーターズコラム

 代表取締役 渡邊勝幸
株式会社つくる仙台 代表取締役
渡邊 勝幸
起業集団株式会社つくる仙台代表取締役。 東北大学大学院情報科学研究科非常勤講師(情報技術経営論)。 起業の専門家として、起業に関する相談を無料で承っています。 http://www.tsukurusendai.com/

つくる仙台はサザエさんの「三河屋さん」をめざす

先日のつくる仙台でのコンサルの感想をいただきました。
Sさん、ありがとうございました。


●2013/12/18

私の相談内容は「当社事業の決算期における処理のあり方」でした。

当初私は、渡辺様への相談と理解しておりましたら、なんと原税理士先生のご同席の手配をして下さった渡辺様に感謝しております。
それに加えまして、私の事業が良い方向に進む為のピンポイントアドバイスを頂き、ありがとうございました!

原税理士先生は、複雑な相談内容をひとつひとつ丁寧かつ、詳細に聞き取り下さり、
様々な見解から、素人の私のレベれに合わせてご回答下さいました。
クライアントをとても大切になされるお人柄を感じました。

お二人のご縁を頂けた事、本当に良かった!と実感しております。
再度御礼申し上げます。


Sさん(仙台市、女性)






日本人の多くが知っているアニメ「サザエさん」に、

三河屋さん

という酒屋さんがいます。


ご存知の方も多いのではないでしょうか。

この「三河屋さん」は、サザエさんでは気の利くお兄さんですが、

そもそも「三河屋」は、商号でもありますが、

一方で、酒、味噌、醤油、酢など醸造された食品、
その関連商品を販売する「小売店の俗称」として用いられる場合が多く、
主に江戸時代から昭和期にかけて使われていたのだそうです。

三河屋はどこにでもあったのですね。

固有名詞に見えて、特定業種の代名詞だったわけです。


その由来は、
江戸時代に十組問屋というものがあり、

みそ、しょうゆなどを扱っていた組合には、
醸造業の盛んな三河出身者が多かったため、

「三河」

の看板を掲げることがよくあったのだそうです。

これが代名詞化したのだとか。



三河屋さんがなぜビジネスとして隆盛したのか?

これには二つの理由があると私は感じます。


一つは「きめこまやかな多様さ」

きめ細やかなサービス、
多様なサービス・商品を提供することで、
顧客の信頼を勝ち得ています。

また顧客の家族構成もよく知っており、
その構成に合わせた商品提案を「三河屋さん」はしています。


もう一つの理由は「顧客の行動を読んでいる」ということがいえます。

サザエさんが台所で、

「あ、醤油切らしちゃった!」

と叫んだところに、ちょうど三河屋さんが現れ御用聞きということがあります。


これは三河屋さんが「そろそろサザエさんのうちの醤油が切れそうだ」ということを予測し、
タイミングの良いときに商品提案をするということでもあります。


ともすると、
起業家は「自分のやりたいことはこうだ!」という主張が先に立ち、

顧客がいま最も欲しているものとタイミングが合わず、
商談不成立ということがありますね。


相手が最も欲しているものを、
そのタイミングで提供する「顧客の行動を読む」ことが、
ビジネスにおいては重要ですね。


つまり、起業家は「三河屋さん」をめざさなければならないというわけです。

つくる仙台においても、
ちいさな会社の参謀をめざしつつも、
三河屋さんのような存在でもありたいと思っているところです。




起業集団株式会社つくる仙台

 

(第1193号 平成25年12月20日(金)発行)