サポーターズコラム

 代表取締役 渡邊勝幸
株式会社つくる仙台 代表取締役
渡邊 勝幸
起業集団株式会社つくる仙台代表取締役。 東北大学大学院情報科学研究科非常勤講師(情報技術経営論)。 起業の専門家として、起業に関する相談を無料で承っています。 http://www.tsukurusendai.com/

伊関淳『起業して3年以上続く人とダメな人の習慣』

 

起業して3年以上「続く人」と「ダメな人」の習慣
伊関 淳 (著)



ドリームゲートアドバイザーとして、
起業支援のプロフェッショナルとして活躍しておられる、

伊関敦さんの新著が発行されましたので、
ご紹介したいと思います。



伊関さんは1,000人以上の起業家を見てきて、


「起業が成功するかどうか、
それを分けるものはほんの微差でしかない」


とおっしゃっています。

しかしその微差が重要なんでしょうね。


本書では50の起業して成功する人失敗する人の「微差」がポイントとして挙げられていますが、
どれもなるほどなあと思えるものばかりです。

起業して3期目を迎えたある方にこの本を読んでいただいたところ、
その多くに「なるほどなあ」「そうそう」と納得されていました。


本書から一つだけ、


「うまくいく人は準備が整わなくても起業し、
ダメな人は準備が整ってから起業する。」


という項目がありましたので、少々引用します。


──────────────────────────────
【引用ここから】


起業セミナーが終わると、
いくつかの質問のためにスタスタと近寄ってくる人がいます。

質問は快く受け付けているので、
そのこと自体問題はないのですが、
最後に気がかりな発言があるのがとても残念でなりません。


私「ところで、起業はいつごろ予定しているのですか?」

Aさん「いまはまだ起業の準備をしているので準備が整ったときにしようかと思っています。
ですので、まだ具体的な日程は決めてはいません」


起業セミナーに参加する人の多くは、
このように日程を決めることに恐怖心を持っているようです。


・期日までに間に合わなかったらどうしよう…
・期日までに間に合わないと馬鹿にされるのではないか?
・期日を決めるとプレッシャーになるのではないか?

こんな思考回路です。

私はセミナーでいつも、


「準備はいつまで経っても整わないということ」


をお伝えしています。

これだけのスピード、そして、これだけ変化の激しい時代において、
すべてを完了してから次に進むという発想は時代錯誤とさえいえるのではないかと思います。

準備というものは走りながら作り出していくものなのです。


うまくいく人の特徴の1つとして、


期日を決め、その期日を逆算して準備をしている人が多い


ということがあげられます。

まさに逆算思考といえます。

目標のゴール設定は達成内容の詳細を決めることよりも、
おおまかな内容が決まれば、まずは期日設定からはじめるべきです。


【引用ここまで】
──────────────────────────────



ゴールから決めていくというのは、
いろいろな場面で大事なことと思います。

そこから目標を細分化して数値化していくことも大事ですね。


しかし何よりもまずは、
期日設定からはじめることが重要ということですね。





伊関さんご献本いただきありがとうございました!


起業して3年以上「続く人」と「ダメな人」の習慣
伊関 淳 (著)




【50の項目を列挙】(一部抜粋)
◆起業の決意・準備編◆
【1】うまくいく人は「起業の告白」を一瞬で終わらせ、ダメな人は家族を説得するのに時間をかける。

◆スタンス・姿勢編◆
【10】うまくいく人は不得意分野があっても気にせず、ダメな人は不得意分野を克服しようとする。

◆起業アイデア・計画編◆
【20】うまくいく人は、事業計画をしっかり書かず、ダメな人は事業計画の細部にこだわる。

◆マーケティング・営業編◆
【27】うまくいく人はあたりまえを継続し、ダメな人は差別化を探している

◆お金・仕事スキル編◆
【34】うまくいく人は一見無駄にお金を使い、ダメな人はバーゲンセールにいく

◆タイムマネジメント編◆
【40】うまくいく人は忙しさを意図的に操り、ダメな人は忙しさを前面に出す

◆人脈・マネジメント編◆
【45】うまくいく人は税理士を自分の目で判断し、ダメな人は税理士の見極めが甘い




起業して3年以上「続く人」と「ダメな人」の習慣
伊関 淳 (著)





(第1094号 平成25年9月12日(木)発行)