サポーターズコラム

 代表取締役 宍戸徳雄
株式会社アジアリーガルリサーチアンドファイナンス 代表取締役
宍戸 徳雄
株式会社アジアリーガルリサーチ・アンド・ファイナンス代表取締役。アジア総合法律事務所のシンクタンクとして、アジア各国の法情報サービス、法令や判例の調査・研究、企業のアジア進出支援業務を行う。ミャンマービジネス法の専門家。2012年にヤンゴンオフィスを開設。住友銀行(現三井住友銀行)を経て独立。「ミャンマー進出ガイドブック」(プレジデント社)を出版。各種アジア進出セミナー、ミャンマー投資セミナーなど講演活動を展開している。有楽町ビジネスカレッジ「アジア実戦起業塾(ミャンマー編)」講師。 その他、台北、上海にも拠点がある。

ヤンゴン通信 第5弾 「日ミャンマー外交関係樹立60周年にあたり」

あけましておめでとうございます。 本年もどうぞ宜しくお願い致します。

2014年最初のヤンゴン通信。

私のFBでも書きましたが、大事なことなので、このヤンゴン通信でも改めて書きたいと思います。

今年1月4日、ミャンマーは66回目の独立記念日を迎えました。旧ビルマが、先の大戦で激しい戦場になった悲劇を、我々日本人は忘れてはならない。ミャンマー人、イギリス人、そして我々日本人の多くの命が失われた。映画「ビルマの竪琴」や「戦場に架ける橋」を思い浮かべる方もいるでしょう。今、ヤンゴン郊外にある日本人戦没者墓地の墓守をしているのは、ミャンマー人親子だ。墓地を訪れる日本人で、そのきれいに掃除され管理された墓地を見て感激しない者はいないでしょう。ヤンゴンに来たら、ぜひ訪れてみて欲しい場所です。

ミャンマー政府は、今回の独立記念日に合わせ大統領令を発布、旧軍事政権時代から収監されている政治犯も含めミャンマー全土で数千人の政治犯の釈放を実行しました。ミャンマーは民政移管以降、表現の自由、報道の自由、人身の自由を確保するための法改正を断続的に行ってきました。今回の全政治犯の恩赦による釈放は、人権尊重への政策転換を図るテインセイン大統領の有言実行の賜物だ。

そして、もう一点。 本年は日本とミャンマーにとって記念すべき年。 2014年は、日ミャンマー外交関係樹立60周年にあたる年です。

私のセミナーでは必ずお話していますが、ミャンマーは東南アジア諸国において、戦後最も早く日本と平和条約締結をした国です。そして平和条約締結後一度も戦後補償問題を政治的に持ち出したことのない国です。さらに、我々日本人が忘れてはならないのが、戦後食糧難に直面していた日本に、食料支援として、ミャンマーは、ミャンマー米を大量に日本に送ってきたのだ。ミャンマーのお米で多くの日本人の命が救われているのです。旧ビルマを悲劇の戦場にした敗戦国日本に、ミャンマーは戦後食料支援を行ったアジアで唯一の国なのです。

このようなミャンマーと日本との歴史的な関係を、どれだけの人が知っているだろうか?

ミャンマーは、我々日本にとって大切な恩人であることを理解した上で、新しいミャンマーとの関係を考える必要がある。 その上で、新しい時代の新しい形の絆を、ミャンマーと築くことができれば、ミャンマーに進出する日本企業は必ず成功できると、私は信じている。

株式会社アジアリーガルリサーチアンドファイナンス 代表取締役 宍戸徳雄

拙著「ミャンマー進出ガイドブック」プレジデント社 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4833420341/ref=pd_lpo_k2_dp_sr_2?pf_rd_p=466449256&pf_rd_s=lpo-top-stripe&pf_rd_t=201&pf_rd_i=4502332240&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_r=1BQ0PZ6BFSKE42YABS87