サポーターズコラム

 代表理事 塚本貢也
一般社団法人festivo 代表理事
塚本 貢也
1978年熊本生まれ。日立を経て、2006年より若手支援を開始。2011年、一般社団法人festivoを創業。80,000人を超える起業家コミュニティfestivoを運営し様々な支援事業を展開する。festivo関連のイベント参加者は年々増加しており、年間5,000人を超える起業家・起業志望者が集う。個人の活動としては毎年1,000名を超える起業家・起業志望者・士業の方々と交流し、大企業での海外駐在やマネジメント、スタートアップや一般社団法人での起業、VCやクラウドファンディングからの資金調達や銀行からの融資、雑誌・新聞・WEBメディアやTVへの露出、上場企業をはじめとしたさまざまな企業との事業提携など実績多数。10年以上起業シーンに携わり、売上げ0から1億円程度までの立ち上げを得意とする。直接的にも顧問や社外取締役等30社以上(2017年4月現在)に参画中。

Maker Faire Tokyo 2012に行ってきました!

昨日、モノづくりアーティストたちの祭典「Maker Faire Tokyo 2012」に行ってきました!

会場には10時に入りましたが、お昼過ぎには歩くことも困難なほど混雑し、Makerムーブメントを肌でビシビシ感じました!来年はフロアの拡大は必須!

会場の雰囲気は、コミケの電子工作版といった感じ。来年はムーブメントの広がりから参加者層にも変化が見られそうです。ちなみに今回、一通り見ましたが5時間かかりました(笑)

 

今はMakerムーブメントの初期の段階で、アーリーアダプター(マニア)が市場を引っ張っている状況だと思いますが、今後はよりブラッシュアップされ、さらに一般へと規模拡大していくのかなと思います。

 

今回は水道橋重工の「クラタス」を見ることが第一の目的でした。

MakerFaire2012クラタス

当日はマシントラブルで動作が出来無かったのが残念でしたが、会場では360度全周囲閲覧でき、機構周りの細部も拝見させて頂きました(分解したい)。

クラタスは、作りたいという欲求→まずは(スキルを持っている)溶接→動かしたいな→油圧→指動かしたいな→細かく動かしたいな・・・と派生していったような設計でした。

目的ありき、情熱ありきである事が、実践的に足りない技術を補完していき、今の形になったのだなあと感じました。

これからは商業的に行くかどうかの岐路になるかと思いますが、個人的には日本発の大型ロボットとして完成させて頂きたいなと思います。是非。

 

会場では自走型サッカーマシンなどの大学の研究開発、個人工作、個人工作の開発環境を容易にするがじぇるねユカイ工学さんのmonakaなどの機器の展示、3Dプリンターの展示実演、ArduinoやRaspberry Piでのガジェット開発、クリスアンダーソン氏で有名な3DRobotics社のクアッドコプターとそのスピンオフ作品群などが並びました。

個人的にとても興味深いなと感じたのは、介護分野のアシストテックでHAL(Hyogo Assistech LAB)さんの筋電位で動く車いすです。右奥歯を噛むと右に、左奥歯を噛むと左に、両方を噛むと前に進んでいきます。製品化はまだ考えていないとのことですが、とても未来を感じさせてくれる技術だと思いました(もちろん試乗)。

 

つづいて、ネットで話題になった「勝手に動くごみ箱」。写真はごみを追いかけるごみ箱の図(笑)壁にぶつかったりしながらも、健気にごみを追いかけていました。

 

3DプリンターもFDM型、SL型共にありましたが、僕らが使ってるCubifyほどの精度はどれも出ておらず、それらの展示だけでは今後は差別化にはならない感じです。写真は、Autodesk123D社のCATCHによって上半身が3Dデータ化され、それを3Dプリンターで焼いたマイボトルキャップ

 

こちらは、INTER CULTUREの所持するフルカラー3Dプリンターで形成したペンキャップ人形。

 

国内開発環境では、国産Arduino対抗型基板がじぇるねや、monakaなどの広がりは歓迎(Arduinoを自作改良していた方がいたのはびっくり!)。これらの登場により、来年はさらに多くの人がフィジカルコンピューティングを楽しめるようになりそうです。

個人工作で、ArduinoやRaspberry Piでの開発者は多かったですが、個人工作としてはすごいものの、品質保証やプロダクトデザイン的なものはまだまだこれからといったところ。むしろここが、これから重要になってきそうです。

コミュニティの醸成として、festivoとしてはSAKURAボードユーザー会(がじぇるねの知識共有コミュ)、モノづくり系女子等の動きは見逃せないなと思いました。

festivoには製造業の起業家も多く、ナレッジ共有してコミュニティ化すればかなり面白い事が出来るのではないかと考えています。人だかりは”技術”というより、”見せ方”に比例していたように思え、品質、そしてマーケティング、プロモーションはやはり大事だなと感じました。

そこでfestivoがやるのが・・・モノづくり会議です。品質・製品化を意識したプロのMakersナレッジ共有コミュニティになればいいなと持っています。

 

 

その他にも沢山の面白い展示がありました。写真付きのレポート風にfacebookでまとめてみましたので、良かったら見てみて下さい。

Maker Faire Tokyo 2012写真付きレポート

 

今回のMaker Faireでは、様々な気付きやMaker達の活動が見れとてもワクワクしました。この流れが更に広がっていき、起業し成功していく未来へつながればいいなと思います。